大学帰宅部のススメ

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先日投稿されたアシリ氏のおもしろネタ、

「こんな大学サークルは嫌だ」

を読んで一つ感じたことがある。

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リクナギ
こんな「世界」もあるんだな。

そう、サークルに「入る」ことが形骸化している今では「入らない」という選択肢はなかなか表沙汰にはならない。

そこで、大学4年間を名誉帰宅部として過ごした私から、ライフハックということで、サークルに入らない大学生生活というものをざざっと紹介しておこう。

これは実話であり、公式の記録及び関係者の証言に基づいて構成されています

1.自分一人の自由な時間が増える

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リクナギ
そう、帰宅部ならね。

帰宅部最大のメリットはこれだ。自分一人の時間が増えるということがとにかくデカい。

休日にラーメンを作ったり、読書に没頭したり、プログラムのコードをゴリゴリ書いたり、ゲームのMODを作ったり、お絵かきをしたり、DTMをしたりと、といった、一人でやってかつ時間がかかる系のことをするのが大好きなそこのあなたには、是非帰宅部をオススメしたい。

昼間はその辺にいるような学生、夜はYoutuberとか同人作家なんていう活動も不可能ではない。

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リクナギ
今のご時世はインターネットとパソコンがあれば、それなりの事ができるもんな。

そう、一人で行うタイプのクリエイティブな時間を過ごしたいというあなた、帰宅部は超絶オススメである。

もちろん、某干物妹のような「ポテチにコーラで、だら~~~んライフ」といったようなを毎日開いて無為に過ごす生活だってできるぞ。

少し脱線するが、授業が終わったらオウチに帰れるという、ある種の定時の悦びだって帰宅部なら満喫できる。サークルとか入ってるのを見てるとどうしても、拘束されて居残りしてるような感じを得てしまうのは私だけだろうか。私は長時間の拘束や居残りという概念がどうも非生産的で嫌いなのだ。

2.宿題に没頭できる&課題の予定が組みやすい

特に理系学部では、実験やら製作などの演習系の授業で、○○を製作せよといったような課題がでる。しかも、その課題は1日2日で出来る代物ではなく、数週間単位で作業して間に合うかどうかみたいなようなものだったりもする。それに追い打ちをかけるかの如く、計算問題の宿題などがちょこまかちょこまか出てきたりする。

サークルに入らないことによって、課題に打ち込める時間とクリエイティブな時間をフレキシブルに組める。とにかくこの恩恵は大きい。

ちなみに私は、「課題を2種類」に分別して課題を仕上げていた。

1つ目は、すぐに倒せる系課題

いわゆる計算問題とか、一問一答系、文献読んで纏める系のやつだ。大概これらは出された次の日か遅くても次の次の日には完成させることを念頭においてやっていた。というのも、なにか気になってクリエイティブな時間に没頭できないからだ。早く片付けられるやつは早く片付けた方が良い。計算問題と一問一答系に関しては、少し分からないところや、解いてて気になった所はメモを取っておいて、空きコマにでも先生に質問しに行こう。

2つ目は、ボス級課題

一発の配点がとにかく大きく、完成まで数週間を要したりする系の課題である。この手のやつは落第と隣り合わせになる可能性が高いやつが多く、必修になっていることもしばしばある。こればかりは日頃から時間を捻出できて、かつコツコツ課題と向き合える帰宅部には有利である。著者の例だが、作業して疲れたらゲームする、ゲーム飽きたら作業に戻るといったようにメリハリを付けながら向き合っていこう。目標は〆切の数日前には終わらせるように(確認も大事)

3.試験がストロングスタイルと化す

これは良い意味でも悪い意味でもあるが、帰宅部であると試験がストロングスタイルと化す。

帰宅部である以上、チートツールである過○問を入手することは極めて困難である。サークル内での勉強会という概念ももちろんない。仮に仲の良い友達がいたとしても、友達がサークルに入っていると、友達と一緒に勉強することも時間があわなかったりするのではなかろうか。こうなってしまうと、分からないところを友達と一緒に勉強するということもできなくなる。

よほどで無い限りこれに関しては、一人の闘いを強いられるだろう。言い換えればその分、人一倍の時間管理や、戦略的な攻略をしなければ攻略できないということになる。自由には責任が伴うというが、まさにそのよい例となるのだ。

しかしながら、こちらには自由な時間という概念があるので、定期試験の試験期間2週間くらい前から試験勉強に時間をぶち込むことができる。つまり、余裕を持って対策を取ることができるので有利である。もちろん、やりこめば高得点も狙えよう。俺TUEEEE出来る可能性も帰宅部は秘めている。なお、周りに気を取られて、まだ試験勉強をしなくてもいいわ~~~とか思っていたらお察し下さいになるリスクが爆発的に上がるので注意。何度も言うが、自由には責任が伴うのだ。

私の場合だったが、過去問なんぞはもちろんなかった、ここでるからここだけ勉強しておけという甘い考えはとっとと捨てて、試験範囲を網羅しよう。帰宅部にとっては、巷で聞くような「この教科の試験は、単位が楽に貰える」とかは全て幻想であるくらいに思っておいた方が良い。それくらい厳しいのである。

まずは、今までの講義記録を元に記述式の試験プリントを自作してそれを解いてみよう。それで分からないところが出てきたら都度都度その道のプロである先生に質問しよう。大概授業後すぐかオフィスタイムに突撃すれば丁寧に教えて下さるぞ。

帰宅部の大学の定期テストは向上心をもち、ちゃんと対策をとらないとそう簡単には攻略できる代物ではない。ということを念頭に置いておこう。

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帰宅部を甘く見てはいけない。

4.まとめ

いかがだったろうか。これが、いわゆる帰宅部大学生だった頃のざっとした過ごし方である。帰宅部は自由が間違いなく大きい。だが、その分自己責任になるような部分も大きい。ノーベル文学賞を受賞した、アイルランドの文学家、George Bernard Shawも、

Liberty means responsibility. That is why most men dread it.

という言葉も残している。

厳しい事も所々書いているが、これが実態だ。帰宅部はもちろんデメリットもあるが、メリットもそれなりに大きい。是非、皆様も大学を帰宅部で過ごすという選択肢もあることを頭に置いて欲しい。

帰宅部で大学生活を過ごしたいと思っている方々に一言。

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リクナギ
僕と契約して帰宅部になってよ/人◕ ‿‿ ◕人\

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